神楽です。
今回は、新艦娘・Nelson(ネルソン)の加入と共に実装された新要素、
ネルソンタッチについて解説してみようかと思います。
そもそもの元ネタは、ナポレオン戦争時代の英国海軍提督ネルソンが
トラファルガー岬沖海戦にてフランス・スペイン連合艦隊に対して取った
起死回生の戦術に端を発するものであります。
複縦陣で敵艦隊に突っ込み、内部から食い破るといった感じの戦法なのですが、
ぶっちゃけ艦娘のネルソンとは名前ネタ以外に接点はありません。
艦名を戴いたことで、偉大な提督の魂も受け継いだ的な解釈かもしれません。
でも、本人の性格は王様キャラだ余!
ネルソンタッチの効果
ネルソンタッチが発動すると、
ネルソンを含めた艦娘三隻による一斉攻撃を開始します。
つまり、一度に三回の砲撃を行えるという強力無比なシステムなのです!
かつてのアルペジオコラボイベントの際の
超重力砲による薙ぎ払い演出が思い出されます。
システム的な動きからして、流用している部分はあると思いますし。
……あー、あの頃は今ほど画像キャプチャに熱心でなかったもので
記録画像が残っていないのですよねぇ。
当時を知らないニュービーが見たら、何のコラ画像かと疑いたくなるでしょう。
と、閑話休題。
ネルソンタッチの発動条件は多岐に亘り、使用に対してのリスクも内包しているので
使い所は良く考える必要があります。
ネルソンタッチの発動条件
ネルソンタッチを使うには、幾つかの条件があります。
といった感じで、結構条件が多いです。
諸条件を詳しく見てみましょう。
ネルソンが旗艦である(連合艦隊であれば、第一艦隊旗艦)
ただ旗艦に置けば良いわけですが、連合艦隊の第二艦隊旗艦ではダメです。
というか、ネルソンは低速艦なので第二艦隊には編成出来ないのですけどね。
ネルソンが中破・大破していない
多大なダメージを負った状態では行使出来ないのですね。
格闘ゲームのように、体力ゲージがレッドラインになってから使用可能になる
超必殺技……というようにはいかないのでした。
ネルソンが大口径砲もしくは副砲を装備している
ネルソンタッチで行う砲撃は砲の一斉射というイメージが条件に織り込まれており、
だいたいは、大口径砲×二基での運用になると思いますので
あまり気にすることはない発動条件ですね。
戦闘形態が複縦陣(連合艦隊であれば、前方警戒・第二警戒航行序列)である
元ネタが複縦陣による突撃ですので、
艦娘ネルソンがいつもアピールしているように
複縦陣(前方警戒)は、命中力UPと対空能力UPとそこそこの対潜能力を備えた
いわば万能陣形ですが、
こと攻撃力が何よりも優越する艦これの戦闘システムにおいては
若干の火力の低下が大きく響くことになってしまいます。
考えなしにホイホイ使おうとすると、痛い目を見る可能性があるのです。
特に、丁字不利を引いてしまった場合は目も当てられない……と思いきや、
元ネタが圧倒的不利な状況からの大逆転劇でしたから、
そんな設定がされているのかもしれないですね。
長門型改二の【胸熱斉射】は徹甲弾や電探の装備で火力が上がりますが、
ネルソンタッチにも特定状況下で火力が上がる、
というか不利な状況を補える能力が仕込まれていたということですね。
ますます、両者の使い分けが重要になってくるようです。
その出撃中、一度もネルソンタッチが発動していない
必殺技の使用は一回だけというロマンですね。
なので、道中を楽に突破するのに使うのか、
ボス戦を有利に進めるために使うのかといった戦術を考える必要があります。
艦隊が五隻以上である
従って、最低でも五隻編成の艦隊でないと発動しないわけです。
また、あまり考えたくはないですが、
その場にいないわけですからねぇ……。
艦隊の三番目と五番目が、空母や潜水艦ではない
ネルソンタッチは砲の一斉射ですので、
……実際は、それらの艦種も砲くらいは装備していたよ?
という揚げ足取りは意味がありません。
あくまでゲーム的な処理でしかないのですから。
第二艦隊に潜水艦がいるぶんには大丈夫なのですが。
演習では発動しない
確率で発動する
さて、これらの条件を全てクリアしてようやくネルソンタッチの発動条件が整いました。
発動のタイミングはネルソンの攻撃機会と一致しており
一巡目の攻撃・二巡目の攻撃・夜戦時の攻撃のそれぞれで発動判定が行われます。
発動確率は、体感ですが50%かそこいらではないかと思います。
決して高くはない数字ですね。
全幅の信頼を置くにはいささか頼りない発動率です。
そんな折の2019年冬イベントE-3海域にネルソンを投入した神楽ですが、
攻略編成およびこの掘り編成にて
ネルソンタッチ発動率90%以上をマークしました。
長門改二による【胸熱斉射】でも同様の発動率が観測されましたので、
おそらく同様の理由によるものかと思われます。
ボス戦で開幕ネルソンスナイプ中破・大破により発動阻止された場合を除き、
一巡目・二巡目で発動しなかったのは
二十二回中たったの一回だけでした。
もしかしたら連合艦隊では発動率が上がるのかもとも思いましたが、
先の第二次欧州遠征時は特にそんなことはなかった記憶です。
また、ネルソン専用装備と言って良い
16inch Mk.Ⅰ三連装砲改+FCR type284には
ネルソンタッチ発動率を上げる効果があるのではないか
と、まことしやかに囁かれてはいます。
とはいえ、この装備は発動率に寄与しないという話もあり(参照元)、
どうにもわかりませんね。
他に発動率を上げる要素があるとすれば、
ネルソン自身の装備上昇分を含む索敵値、
もしくは艦隊全体の索敵値を参照して
発動率が決定されている可能性もあります。
というか、このくらいしか発動率が上がる要素を考え付かないだけですが。
そういう意味では、連合艦隊だと発動率が上がる理屈には叶うことになります。
構成艦が多ければ、索敵値合計も上がりますからね。
これもやはり、発動率には関与しないのではないかという話もあり(参照元)、
実際問題良くわかっていません。
あるいは、運値が関わっているかもしれないという話もあります。
何にしても、仮説どころか思い付きに近いものですので、
どうやって検証等をしたものかと悩むところではあります。
まぁ、真に受けない程度に「そうかもしれない」程度に留めておいてくださいませ。
……てか、神楽だけってことはないですよね、こんだけ発動しまくるの?
また、最近の学説(?)では
ネルソンタッチに加わる随伴艦の練度が
発動率に関与しているのではないかというものがあります。
対地要員として比較的練度の低い水上機母艦を組み入れた場合、
無視出来ないくらいには発動率が下がったという体感は神楽も得ています。
水上機母艦や駆逐艦を組み込むことで発動率を下げるらしい仕様が
実際どうなっているのかはまだ確定していませんが。
2019年夏イベントでは、練度の低かった秋津洲が
掘りによってLv90まで上がったことで
不思議とタッチ発動率も上がったのは確かに感じました。
これが正しいのかどうかはまだ検証の余地があるのでしょうが、
今までの説の中では最も信頼性が高く、また理由としても納得の行くものではないでしょうか。
ネルソンタッチの使用例
では、実際にネルソンタッチを使ってみましょう。
ネルソンタッチ・連合艦隊
まずは、連合艦隊で試してみましょう。
海域は、E-5・第三戦力ゲージです。
掘りついでに使ってみることにします。
二戦目の道中戦にて、連合艦隊での複縦陣にあたる前方警戒を選択します。
《ネルソンタァァァッチ》
の機械音声(?)と共に発動しましたよ?
ネルソンの艤装が展開・変形します。
……ダサいとか言うなし。
ネルソンタッチに参加する艦娘も続きます。
三連撃で、一気に敵を殲滅しました!
これは強い……。
発動すれば、簡単に敵艦隊を殲滅あるいは形勢逆転を狙えますね。
ネルソンタッチの使用は一出撃につき一回だけなので、
ボス戦では使えないので普通に単縦陣にします。
しかし、装甲破砕後の掘りは楽チンです♥
なお、ボス戦でもネルソンタッチを狙ってみたのですが、
発動こそしたものの他の子たちの攻撃が
複縦陣のためか軒並み火力が低下していまして。
装甲破砕による攻撃力上昇の恩恵を受けているため、
一層その出力差が浮き彫りになってしまいました。
ネルソンタッチが必ずしも発動するものではない以上、
E-5第三ゲージ掘りでは道中戦で発動することを期待するに留め、
ボス戦は堅実に単縦陣で挑むことにした神楽です。
ネルソンタッチ・夜戦マス
ではないかと思い、試してみました。
取り敢えず、5-3海域で試すことにします。
夜戦マスに差し掛かりました。
複縦陣を選択して、突撃です!
狙い通り、発動しました。
戦闘開始直後に、一気に敵を減らしてしまいます。
出来れば、フラリ級を片付けて欲しかったところです。
道中砲撃支援と合わせれば、
5-3海域での安全性は飛躍的に上昇する
ことが期待出来ます。
複縦陣も、元々夜戦では火力が跳ね上がるために
攻撃力低下はあまり問題にならず、
むしろ命中UP効果があるために相性が良いです。
ネルソンタッチ・通常海域
なお、神楽はどこかで変な誤認識を植え付けられていたらしく、
ネルソンタッチは通常艦隊では夜戦でないと発動しないと思い込んでいました。
なので、最初に夜戦マスで試したのですよね。
さすがに疑問に思って通常艦隊の昼戦で試したところ、
普通に発動しましたね。
思い込みって怖い……。
なんとなくなんですが、ネルソンタッチで砲撃順が下るにつれて
火力……はわからないですが命中率が下がっていくようなイメージがあります。
三番目が重巡であることが多いから、装甲を抜けないだけかもしれません。
ネルソンタッチのまとめ
ネルソンタッチは、確かに発動すれば強い必殺技たり得ますが
発動条件や発動確率といった不安定な部分があるため、
使い所を良く考えないと自滅しかねないリスクも孕んでいると言えます。
特にボス戦で仕掛けるには相当のギャンブルになってしまうため、
神楽としては道中を楽に突破するための一戦術に留めることにしました。
その反面、複縦陣で戦闘するのに都合が良い局面では
その性能を遺憾なく発揮出来るものかと思います。
5-3・5-4・5-5海域のような夜戦マスがある場所ですね。
夜戦開始時に敵艦を大きく減らせるというのは相当に便利です。
また、水上艦隊に潜水艦が混じっているような厄介な敵編成を相手にする場合でも、
ネルソンタッチは大いに役に立つこと請け合いです。
4-2-Bマス、4-4ボス戦、5-2-Dマス、5-4-Cマス、5-5ボス戦
といった場所で威力を発揮するでしょう。
……5-5ボス戦で使うのはかなりのギャンブルですが。
任務なんかでS勝利が必要な場合とかですかね?
また、いくら便利で強いからといってネルソンタッチに頼りっぱなしだと、
必然的に旗艦レベリングの機会を喪失することになりますからね。
イベント海域攻略時とかならともかく、普段は出来るだけ頼らないようにしています。
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