神楽です。
先日のアプデで実装された金剛型改二丙による新戦術、
僚艦夜戦突撃についての検証や試行を行ってみました。
まずは金剛型改二丙(と、Gotland andra)の装備ボーナスの確認、
それから僚艦夜戦突撃の発動条件やその威力の確認ですね。
金剛型改二丙・Gotland andraの装備ボーナス
新たな改装艦娘の装備ボーナスを確認しておこうと思います。
金剛型改二丙の装備ボーナス
比叡改二丙・金剛改二丙が
35.6cm連装砲改・改二を装備した際のボーナス値です。
35.6cm連装砲改を装備すると火力+3・雷装+1・回避+1
35.6cm連装砲改二を装備すると火力+4・雷装+2・対空+1・回避+1
となっています。
神風型の持って来る、旧式の53cm連装魚雷にも
高いボーナスがあります。
雷装+6・回避+3と破格ですが、元が低すぎるので意味はない……と思いきや
比叡改二丙に限り、大型探照灯との併用で
雷装+8もされるというトンでもないことに!
大型探照灯単体だと、火力+9・雷装+3・回避-2とそれだけでも充分ではありますが。
なお、金剛改二丙には大型探照灯のボーナスはありません。残念。
他にも三式弾で火力+1・対空+1、三式弾改で火力+3・対空+3されます。
一式徹甲弾改で火力+3されるようですが、まだ持っていません。
高温高圧缶で雷装+1・回避+2、
☆MAXであれば火力+1・雷装+2・回避+3です。
艦本新設計 大型バルジは雷装+1・装甲+1、
☆MAXであれば雷装+2・装甲+2です。
そんな酔狂な提督がどれだけいるのやら。
これら装備ボーナスを踏まえて、普通に運用するなら←な感じでしょうか。
また、夜戦火力MAXを狙う魚雷カットイン装備なら→となるでしょうか。
ロマンですね~。
装備 | 火力 | 雷装 | 対空 | 命中 | 回避 | 装甲 | 累積 |
35.6cm連装砲改 | 16+3 | +1 | 4 | 3 | 2+1 | 2 | ◯ |
35.6cm連装砲改二 | 17+4 | +2 | 5+1 | 5 | 2+1 | 2 | ◯ |
53cm連装魚雷 | 3+6 | 2+3 | ◯ | ||||
53cm連装魚雷+96式150cm探照灯
(※比叡改二丙限定) |
+8 | +3 | × | ||||
新型高温高圧缶 | +1 | 13+2 | × | ||||
新型高温高圧缶☆MAX | +1 | +2 | 13+3 | × | |||
三式弾 | +1 | 5+1 | × | ||||
三式弾改 | 3+3 | 6+3 | 1 | × | |||
一式徹甲弾改 | 11+3 | ? | |||||
96式150cm探照灯
(※比叡改二丙限定) |
+9 | +3 | -2 | × | |||
艦本新設計 増設バルジ(大型艦) | +1 | -2 | 10+1 | × | |||
艦本新設計 増設バルジ(大型艦)☆MAX | +2 | -2 | 10+2 | × |
Gotlant andraの装備ボーナス
ついでに、ゴトの装備ボーナスも見てみます。
専用砲であるBoforce 15.2cm連装砲 Model 1930の
装備ボーナスは、火力+1・対空+2・回避+2。
Swordfish Mk.Ⅲ(水上機型)は、
火力+6・雷装+2・対潜+3・回避+3と凄まじいです!
オスプレイだと、火力+1・対潜+2・回避+2です。
大型探照灯には、残念ながら装備ボーナスはありませんね。
おっと忘れていました、シーフォックスの装備ボーナスも
火力+6・対潜+2・回避+5・索敵+9とブッ飛んでいますね♪
あ、ソーフィッⅡ改(水偵型)は持ってないんですよ……。
それから、デロ子砲こと
Boforce 15cm連装速射砲 Mk.9 Model 1938シリーズにも
装備ボーナスがありましたね。
ゴト砲よりも強いので、コチラでも良いかもです。
通常使いでは、シーフォックスとソーフィッⅢ改(水上機型)を乗せるのがセオリーでしょうか。
ツ級が怖いですけど。
大発系が乗るようになって、対地運用が本格的に可能になったのも大きいですね。
カミ車は乗らないんですけどね。
ソーフィッⅢ改(水上機型)はボーナスが重複しますが、減退してしまいますね。
火力+4・対潜+3・回避+2と、なお有用ですが。
魚雷カットインは、辛うじて夜戦キャップまで行けるでしょうか。
割と運値高めなのでやれるっちゃやれますかね?
それよか、対潜要員&大型探照灯デコイ役のが有用な気はします。
大発系の乗る軽巡級では大発系+対地装備の夜戦連撃が可能であり、
もっと言えば対地装備を積んで昼戦で弾着観測射撃を行いつつ
夜戦でも連撃が可能な唯一の個性が光ることになっています。
――ゴトに関しては、こんなものでしょうかね?
装備 | 火力 | 雷装 | 爆装 | 対空 | 対潜 | 索敵 | 命中 | 回避 | 累積 |
Boforce 15.2cm連装砲 Model 1930 | 5+1 | 4+2 | 1+1 | ◯ | |||||
Boforce 15cm連装速射砲 Mk.9 Model 1938 | 6+2 | 5+1 | 2+1 | ◯ | |||||
Bofors 15cm連装速射砲 Mk.9改
+単装速射砲 Mk.10 Model 1938 |
7+2 | 6+1 | 3+1 | ◯ | |||||
S9 Ospley | +1 | 1 | 2+2 | 4 | 2+2 | ◯ | |||
Swordfish Mk.II改(水偵型) | 1+1 | 6+3 | 5+2 | +1 | ? | ||||
Fairey Seafox改 | 2+6 | 1 | 3+2 | 6+9 | 2 | 1+5 | ? | ||
Swordfish(水上機型) | 2+2 | 5 | 5 | 4+1 | 2+1 | 1 | +1 | ? | |
Swordfish Mk.Ⅲ(水上機型) | 4+6 | 6+2 | 7 | 7+3 | 2 | +3 | △ | ||
+4 | +3 | +2 | ? | ||||||
Swordfish Mk.III改(水上機型/熟練) | 4+8 | 7+3 | 8 | 8+4 | 4+5 | 3 | +6 | ? |
僚艦夜戦突撃の発動条件
では、今回の本題に入ろうかと思います。
僚艦夜戦突撃の発動条件は――
1)旗艦が金剛改二丙か比叡改二丙で、
二番艦が指定の金剛型であること
2)五隻以上の水上艦の編成、
かつ潜水艦が一隻以下であること
3)その出撃中、他の特殊砲撃が発動していないこと
4)陣形が単縦陣、あるいは第四警戒航行序列であること
5)旗艦および二番艦の金剛型が中破・大破していないこと
6)96式150cm探照灯や高性能対水上電探により発動率が向上する
7)夜戦であること
となっています。
それぞれの条件別に見ていきましょう。
1)旗艦が金剛改二丙か比叡改二丙で、二番艦が指定の金剛型であること
金剛改二丙・比叡改二丙に与えられた特殊砲撃の一種なので、
これは当然です。
おそらく、今後実装されるであろう榛名・霧島にも同様の特殊砲撃が付加されることでしょう。
二番艦も金剛型でないといけませんが、
その組み合わせによっては発動しません。
・金剛改二丙が旗艦であれば、二番艦は比叡改二丙もしくは榛名改二、
特例としてWarspite。
・比叡改二丙が旗艦であれば、二番艦は金剛改二丙もしくは霧島改二
であることが条件となります(現時点では)。
旗艦 | 二番艦 |
金剛改二丙 | 比叡改二丙or榛名改二orWarspite |
比叡改二丙 | 金剛改二丙or霧島改二 |
2)五隻以上の水上艦の編成、かつ潜水艦が一隻以下であること
五隻以上の水上艦編成でないと、僚艦夜戦突撃は発動しません。
四隻以下の場合はダメということです。
また、含まれる潜水艦は一隻までであれば発動可能となっています。
他の特殊砲撃よりも、条件は緩和しているわけですね。
これは、連合艦隊において護衛退避によって
編成数が減少する事態を考慮しているものと思われます。
3)その出撃中、他の特殊砲撃が発動していないこと
ネルソンタッチ・胸熱斉射・コロちゃんタッチといった他の特殊砲撃が
その出撃中に発動していた場合は
僚艦夜戦突撃は発動しないことになります。
おそらく逆の条件、連合艦隊で第一艦隊に他の特殊砲撃シフトを組み
第二艦隊で僚艦夜戦突撃シフトを組み、
道中で僚艦夜戦突撃を発動した場合でも他の特殊砲撃は発動しないものと思われます。
一回の出撃中に、特殊砲撃は一回だけ!
これが、鉄の掟なのでしょう。
現時点では連合艦隊を組めないため、推測になってしまいますが。
4)陣形が単縦陣、あるいは第四警戒航行序列であること
通常艦隊もしくは連合艦隊での夜戦マスでは単縦陣、
連合艦隊の場合では第四航行序列で発動可能になります。
道中に夜戦マスがある場合、暴発しやすいですね。
その性質上、通常艦隊は当然として
連合艦隊でも陣形の不一致から他の特殊砲撃との併用は不可能
となっています。
5)旗艦および二番艦の金剛型が中破・大破していないこと
完全に証明されてはいませんが、
旗艦および二番艦の金剛型が中破・大破の状態だと
僚艦夜戦突撃は発動しません。
これは他の特殊砲撃でも同様の条件であるため、ほぼ確実でしょう。
6)96式150cm探照灯や高性能対水上電探により発動率が向上する
僚艦夜戦突撃の発動率は練度や運値によって決定されるとされていますが、
96式150cm探照灯や高性能対水上電探を搭載することで、
僚艦夜戦突撃の発動率を向上させられます。
金剛改二丙の場合は高性能対水上電探の方が効果が高く、
比叡改二丙の場合は96式150cm探照灯の方が効果が高いようです。
比叡改二の場合は特に、96式150cm探照灯の装備ボーナスが高いので
留意しておきましょう。
従って、攻撃誘引効果や旗艦による補正等も考慮すると
比叡改二丙の方が旗艦向きということになります。
発動率向上・小 | 発動率向上・大 | |
金剛改二丙 | 96式150cm探照灯 | 高性能対水上電探 |
比叡改二丙 | 高性能対水上電探 | 96式150cm探照灯 |
7)夜戦であること
その名の通り、僚艦夜戦突撃は夜戦限定での発動となります。
他の特殊砲撃と違って、昼戦での発動はしないというわけです。
つまり、連合艦隊で使うには
第二艦隊に金剛型を二隻編成する必要があります。
連合艦隊・第二艦隊には、高速戦艦を二隻まで編成出来るのでピッタリですね。
――以上が、僚艦夜戦突撃の発動条件となります。
僚艦夜戦突撃の効果
僚艦夜戦突撃が発動した際の効果を見ていきましょう。
1)旗艦の攻撃タイミングで、二回の攻撃を行う
2)火力補正は、夜戦キャップ前1.9倍
3)交戦形態によって、火力倍率が変動する
4)発動した際、弾薬を余分に消費する
といったところでしょうか。
1)旗艦の攻撃タイミングで、二回の攻撃を行う
発動の際に特殊演出が入り、
二隻の金剛型による連続攻撃が行われます。
一撃目は旗艦の、二撃目は二番艦の金剛型の火力・命中が参照されます。
装備の組み合わせによってカットインが発動するわけではなく、
実数値から算出される単発攻撃となっています。
また、二番艦は普通に攻撃することが出来ます。
2)火力補正は、夜戦キャップ前1.9倍
僚艦夜戦突撃で得られる火力補正は、
夜戦キャップ前1.9倍となっています。
つまり、魚雷カットインとほぼ同等の補正を得られるということになります。
要するに、ネルソンタッチ感覚の火力補正となりますね。
夜戦火力として雷装値が考慮されるぶん、コチラの方が実火力は上になります
(ネルソンタッチを夜戦で発動するなら、その限りではありませんが)。
当然ながらそうではありませんが、
キャップ後にも影響する火力補正であったならばヤバかったですね。
3)交戦形態によって、火力倍率が変動する
夜戦では原則的に交戦形態の影響を受けませんが、
僚艦夜戦突撃に関してはその影響を受け上記の火力補正後に
交戦形態によって更に火力補正を受けることになります。
夜戦マスでは交戦形態を確認出来ませんが、内部的には決定されています。
その補正値は、丁字不利(0.75倍)~丁字有利(1.25倍)
までの変動となります。
つまり、僚艦夜戦突撃の固定補正値1.9倍と合わせて
1.425倍~2.375倍まで変動することになります。
4)発動した際、弾薬を余分に消費する
胸熱斉射やコロちゃんタッチ同様、
僚艦夜戦突撃の発動時の戦闘終了後、
余分に弾薬の消費が加算されます。
ネルソンタッチ以外の特殊砲撃の宿業ですね。
このように、僚艦夜戦突撃を発動させた
金剛型の弾薬が余分に消費されています。
その後の戦闘への火力や命中に影響しますので、
出来ればボス戦まで温存したいところです。
もっとも、道中の夜戦マスが危険であるというのであれば
それはそれで使い所ではありますが。
――以上が、僚艦夜戦突撃の効果となります。
僚艦夜戦突撃の実地検証
では、実際に僚艦夜戦突撃の効果を見てみましょう。
実験場は、手軽に夜戦マスに行ける5-3海域とします。
水上艦×六隻編成での僚艦夜戦突撃
まずは、叩き台となる編成例から見てみます。
ヒエーは、夜戦火力キャップとなる魚雷カットイン装備。
大型探照灯による補正がヤバいですね☆
ワタシも、ほぼ夜戦火力キャップとなる魚雷カットイン装備。
運値の問題で、カットイン発動率はやや心許ないですが。
他、随伴の駆逐艦は主(D)魚電見の欲張り夜戦・回避カットイン仕様です。
夜戦マスに辿り着きまして、僚艦夜戦突撃を敢行すべく単縦陣で。
ちょっとダメージが奮わない結果となりました。
おそらく、内部的に丁字不利だったんじゃないかと思われます。
その後のワタシはぶっ放した魚雷カットインのがダメージ出てますね。
内部的に二連撃なのですから、単体での比較はそうなります。
水上艦×四隻+潜水艦な編成での出撃
次に五隻編成、それも潜水艦を加えての出撃を試します。
潜水艦入りなので、逸れますね。
潜水艦を高速化していますが、それでも初っ端に逸れることもありました。
僚艦夜戦突撃が発動「しない」ことを確かめるものですので、
当然ながら普通に攻撃することになります。
ヒエーの魚雷カットインが凄いことになっていますね♪
ワタシもカットインぶっぱデース!
やはり、道中夜戦での探照灯はリスクが高いわけです。
夜戦マスなので、潜水艦も普通にダメージが通ってしまいますね。
何度も繰り返しましたが、
やはりこの編成では僚艦夜戦突撃は発動しませんでした。
水上艦×五隻+潜水艦な編成での僚艦夜戦突撃
次は水上艦を五隻にして条件を満たした上で、
潜水艦も加えて僚艦夜戦突撃が発動するかを見てみます。
無事、発動しました!
先のものよりも、僚艦夜戦突撃でのダメージが上がっていますね。
内部的な交戦形態が、同航戦か丁字有利なのではないかと思われます。
水上艦×五隻編成での僚艦夜戦突撃
最後に、水上艦×五隻編成での発動を確認して
ひとまずの検証を終えようと思います。
五隻編成で発動しました!
ヒエーとワタシとで、ダメージに差がありますね。
もしかしたら、僚艦夜戦突撃も内部的に二連撃になっていて
ワタシは内一発を外したのかもしれません。
その後にワタシがかました魚雷カットインと同様のダメージが出てもおかしくはなかったのですし。
――こんな感じに、簡単ではありますが僚艦夜戦突撃の検証をしてみました。
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