神楽です。
今回は、先日から噂になっている
九六艦戦改を積むことで敵潜水艦の装甲を1にしてしまうという怪現象
について検証してみようと思います。
史実的には、当時のアメリカ軍がドイツのUボートを攻撃する際に
旧式の艦戦と合同で哨戒・索敵・機銃掃射を行ったところ
たいへん効率が良かったという、一応裏付けがないこともないそうですが
挙動としてはバグなのか仕様なのか判然としないところです。
なんでも、爆雷による装甲軽減効果は対潜値から-2した値が適用されるために
九六艦戦改だとオーバーフローして装甲が1として扱われている――なんて説もあるようです。
対潜の得意な護衛空母である大鷹・神鷹が持って来ることから、
こういう効果があっても不思議ではない気もしますが。
どちらにせよ、口を悪くして言えば産廃装備として顧みされることのなかったこの装備が
にわかに脚光を浴びる契機になったのは確かです。
提督の皆さん、お疲れさまです!
ゲーム「お問い合わせ」に、「九六式艦戦改」を装備運用した場合、敵潜水艦に対して「強力な対潜攻撃する場合がある」というご報告を受けています。現在、状況の調査に着手していますが、この「九六式艦戦改」の強力な謎の挙動、確認されています。#艦これ— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) July 24, 2019
――が、運営に報告が行って検証されるのは当然の流れでありまして。
来月実施予定の次回アップデート時に、申し訳ありません、同装備関連は正しい仕様に修正させて頂きます。予めご了承頂けますと幸いです。短い間ではありますが、「九六式艦戦改」による謎の強力な航空対潜攻撃、同航空装備お待ちの提督方は運用頂ければと思います。取り急ぎ、本件ご報告まで!#艦これ
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) July 24, 2019
結局はバグであったってことで修正されるようです。
ですので、ここから先の検証は一時の夢に過ぎないということでひとつ。
1-5海域での検証
では、軽く試してみましょうか。
神鷹に件の九六式艦戦改を積み、他は海防艦で固めて1-5海域に繰り出します。
一戦目、与ダメージ71(同航戦)
二戦目、与ダメージ71(同航戦)
三戦目、与ダメージ71×二回(同航戦)
ボス戦、与ダメージ84(丁字有利)
という結果でした。
もう一周してみました。
56ダメージ(反航戦)
71ダメージ(同航戦)
107ダメージ(同航戦・CL2)
85ダメージ(丁字有利)
という結果でした。
検証結果
簡単な検証でしたが、
交戦形態とクリティカルの有無のみでしかダメージ変動がないようです。
ボス戦丁字有利の二例では、ダメージ1差のブレが生じてはいますが。
敵艦種の違いもないようなので、本当に装甲を一律で1にしてしまっているようです。
それはつまり、ノーマルだろうがフラグシップだろうが
もしくはイベントでのネームドボスであろうが
関係なく有効打を叩き込めるということです。
そう、あの忌まわしき潜水ロリであろうとも……!
問題は、九六式艦戦改を積める上に
対潜攻撃が可能な艦種に限られるということでして。
先制対潜可能であることも踏まえれば、
護衛空母もしくは日向改二のみがこの恩恵に預かれるということになるでしょう。
……この効果は修正さてしまうのですけれどね。
5-5海域での検証
最もイベント海域に近い雰囲気での検証となりますと、
やはり5-5海域ボスの潜水艦混じりの編成を相手にするべきでしょう。
既に戦力ゲージは割ってはいますが、エリヨが確定で出るのでむしろ好都合でしょう。
5-5海域ボス戦・複縦陣
中央→下ルートの補給艦入り編成で行こうと思います。
日向改二に九六式艦戦改を積み、
S-51Jで先制対潜攻撃可能にしています。
5-5海域ボスに辿り着きまして、複縦陣で挑みます。
最低限の対潜能力を担保した状態で、どうなりますやら?
結果としては、一撃でエリヨを粉砕出来ました!
同航戦か丁字有利であれば、
複縦陣で当たりさえすれば確定で潜水艦を排除可能となりますね。
あ、阿賀野姉のドロップです♪
二期になってからは初ですね。
5-5海域ボス戦・単縦陣
今度は、5-5ボス戦を単縦陣でやってみましょう。
ひゅうとんが討ち漏らした時を考えて、フレ子を対潜仕様にしておきます。
対潜能力の低い単縦陣でどうなりますやら。
結果は、惜しくも一撃撃破はならずでした。
同航戦で撃破ならずはちょっと困りますねぇ。
もっとも、キッチリフレ子で落としたわけですが。
検証結果
戦力ゲージ破壊後の5-5海域ボス戦の潜水艦を単縦陣と複縦陣で撃破出来るかのお試しでしたが、
・単縦陣
同航戦で一撃撃破ならず
・複縦陣
同航戦で一撃撃破!
という結果になったので、
交戦形態次第ではエリート以上の潜水艦を先制対潜攻撃で排除するのは
五分五分からやや厳しいということになるでしょうか。
5-5海域ボスであれば、別にメインの対潜役を用意して
サポートに当たるのが適当ではないかと思われます。
逆に戦力ゲージ破壊前の5-5海域ボスであれば、
九六式艦戦改を持った日向改二のみで
ノーマル潜水艦を排除出来る公算が高いと言えそうです。
航巡や駆逐艦を対潜装備から解放出来れば、その分戦力UPに回せるでしょう。
あるいは、ネルソンや長門型改二による特殊攻撃も併用するのであれば
陣形効果によりほぼ確実に潜水艦を仕留められることでしょう。
……とはいえ、返す返すもこの仕様が「仕様」であり続けるのであれば、
という前提での話になってしまいますが。
残念ながら(?)、運営からは修正するという報告がなされました。
もしイベント海域で使えるとしたならば
最大の関心事はコレでしょう。
潜水艦の装甲を実質なくすことが出来るのであれば、
やたら固くてタフな潜水艦ボスを無力化するのに
非常に効果的であると予想出来るからです。
潜水ロリこと潜水新棲姫の装甲は37~47なので、
もし連合艦隊第二艦隊に護衛空母と速度を高速+にした日向改二を編成して
共に九六式艦戦改を持って行ったとすれば
100近いダメージアップが見込めるということになります。
先制対潜攻撃で中破・大破はおろか、撃破すら可能になってくることでしょう。
もっともボスユニットに通じるのか、そもそもこの仕様が残っているのかという疑問はありますが、
結局の所、イベントを待たずしてこのバグは修正される運びとなりました。
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